鎮痛剤は腎臓に負担をかける!?

 

 

鎮痛剤は腎臓に負担をかける!?

生理のツラさを解決する看護師
井川 あやかです

昔、生理痛がひどかった時に
とてもお世話になったのが
鎮痛剤です。

今では
生理痛もなくなり
信じられないほど生理が楽になったので
しっかり知識を得て
体と心を整えることを学んで
良かったなと思っています。

その鎮痛剤ですが
今は病院へ行かなくても
ドラッグストアなどで手軽に購入できます。

しかし、
鎮痛剤は、場合によっては
体にとって、取り返しがつかない
大きな負担をかけてしまうこともあるのです。


【薬の影響を受けやすい臓器、腎臓】
体内の老廃物や余分な塩分、水分を
尿にして排せつする大事な働きをするのが
「腎臓」です。
薬も、そのほとんどが腎臓から排せつされます。

腎臓が正常に機能しないと
老廃物や余分な塩分や水分が溜まりやすくなったり
心臓や肺に大きな負担がかかったり
貧血につながったり
血圧やホルモン、そして全身に影響を与えたり
場合によっては、いのちに危険が及ぶほどなのです。

つまり
腎臓は、私たちにとって
なくてはならない大事な臓器なのです。

腎臓は、薬の影響を非常に受けやすい臓器で
腎臓の機能は、いちど失われると
回復することがない場合が多く

また、厄介なことに
腎臓の機能が多少低下しても
自覚症状がほとんど出ないこともあるため
おかしいな…?と思った時には
手遅れだったということも
少なくない、沈黙の臓器なのです。

【鎮痛剤は腎臓に負担をかける!?】
鎮痛薬などの薬が原因となって
腎臓の働きを低下させてしまうことがあります。
これを「薬剤性腎障害」と言います。

その原因になる薬のうち
17.5%が抗菌薬
18.0%が抗がん剤
そして
25.1%が鎮痛剤によるものとされています。

鎮痛剤で腎障害が出やすいのは
処方する機会が多いために
原因となることが多くなっていると言われています。

薬剤性腎障害の報告が最も多いのは、
鎮痛薬の中でも非ステロイド系抗炎症薬(NSAIDs)と呼ばれるもので
市販薬にもたくさんの種類のNSAIDsがあります。

例えば、ロキソニンやバファリンなど
他にもいろいろありますが
ドラッグストアで簡単に手に入るものだと思います。

鎮痛剤は、
痛みを起こす炎症物質を抑える働きがあるので
ツラい痛みを楽にする薬であることには間違いないです。

しかし
炎症物質を抑え痛みを楽にする働きがあるのと同時に
血管を収縮させる働きもあるため
腎臓に流れる血流が減少し
それにより
腎臓の働きが低下することがあるのです。

腎臓が1日にろ過する血液の量は約150Lで
これは大型のドラム缶1本分に相当します。

この流れが妨げられることになれば…
腎臓に大きな負担がかかるのも
うなずけますね。

【鎮痛剤による腎障害を防ぐためにできること】
これには、様々な方法がありますが
根本的な所を考えると
できるだけ薬を使わないようにすることが
大事だと思います。

だからこそ
生理痛など炎症の起こりにくい
体作りが大事だと私は考えています。


生理痛などの痛みが楽になれば
鎮痛剤の使用する頻度が減るので
腎臓への負担も減りますし
何より、自分自身が楽になります。

それに
基本的に、薬は毒です。
だからこそ、副作用がどうしても付いて回ります。
場合によっては、
「知らなかった」では済まされないような
取り返しのつかないことも起こり得るのを
忘れてはならないと思っています。

自分の体とは、
死ぬまで付き合っていかないといけません。

代わりが効かないからこそ
しっかりと知識を得て
体と心を整えながら
自分を大事にする時間や
向き合う時間を
大事にしてほしいと思います。

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(L)

2020年06月18日