暑くなってきたこの時期に気をつけよう。ペットボトル症候群!



暑くなって来たこの時期に気をつけよう。ペットボトル症候群!

自然to笑顔 まぁるくつなぐえん
看護師の井川あやかです♪

日中は汗ばむ季節となり
夏ももう近くまで来ている気配のする今日この頃。
いかがお過ごしでしょうか。

仕事の関係で5月の季節の挨拶文を探していたら
こんな感じのものが出て来たんですが
まだまだ朝晩の寒暖の差も感じるのに
暦の上ではもう夏だそうです!
ビックリですね(^_^;)

夏になると
コンビニやスーパー、自動販売機などでよく売れるペットボトル飲料。

暑い時期にキンキンに冷えていて
スポーツドリンクなどは汗をかいた体に良さそうなイメージもありますし
果汁入り飲料と聞くと子どもたちにあげるなら果汁入りだし安心そうだし
と、安易に考えていませんか?

実は夏場のスポーツドリンクなどの清涼飲料水を
知らず知らずのうちに大量に摂取しすぎると
『ペットボトル症候群』と呼ばれる急性の糖尿病になる危険性があると言われています。

この病気を発症した人の多くがソフトドリンクを大量にペットボトルで飲んでいたことからこの名前が付いたそうです。

あまり広く知られていない名前ですが、ペットボトルを持ち歩く比較的若い世代にに多く発症しているそうです。

スポーツドリンクや果汁入り飲料などの清涼飲料水は
みなさんが思っているよりもたくさんの糖分が入っています。

それをガバガバ飲み続ければ
血糖値が急激に上がってしまいます。
糖分は確かに身体に必要なものではありますが
必要以上にとることで
血液がドロドロになり詰まりやすくなったり
血管を傷つけたり
水分も呼ぶのでむくみの原因になったりなど
かえって危険なものでもあるのです。

しかし、血糖値の上昇を抑えるために
働いてくれるのが
膵臓から出てくれる「インスリン」です。

インスリンが必要量出て来てくれて
インスリンの効きが良い状態であれば
血糖値も危険でない範囲まで下げる働きをしてくれます。

しかし、甘いものをたくさん食べたり
炭水化物中心の食事をする以外にも
夏の暑い時期に
スポーツドリンクなどの清涼飲料水ばかり
大量に飲んでいると
血糖値が常に上がった状態で
インスリンが常に出続けることになるので膵臓が疲れてしまい
インスリンの出が悪くなったり
出ていても効きが悪くなったりすることがあります。

すると血糖値が正常な状態に戻りにくくなり
血糖値が高い状態となり
それが続くと『糖尿病』という状態になるのです。

糖尿病の主な症状は
口や喉が渇く
大量に水分が欲しくなる
身体がだるい
トイレの回数が増える
急激に体重が減少する
などで
急性の場合などひどい状態になると
意識が混濁したり、昏睡状態になったりと命の危険もあるのです。

糖尿病の怖いところは
痛みがあるなどの
分かりやすい症状がないため
気づきにくいというところです。

そして、糖尿病による合併症も
とても怖いのです。

血液が高血糖状態になることで
ドロドロで詰まりやすくなります。
毛細血管が大量に集まる

目の奥の血管
腎臓
足先指先

などにダメージが起こるのはとても深刻です。

目の奥の血流が悪くなることで失明の危険もあります。

腎臓の血流が悪くなり機能が落ちれば、人工透析の危険も出て来ます。

手足の先の血流が悪くなることで、
傷ができてしまった場合、
治りが悪くなることで傷口が壊死し、命の危険があることから
最悪、足や手を切断しなければならないこともあります。

私は以前手術室に勤務していたこともあり
本当に残念なことに
これらの症例を何度も何度も見て来ました。
そして、このようなケースは稀ではないのです。

そういった意味でも
血糖値を急激にあげるスポーツ飲料をはじめとする清涼飲料水には
そのようなリスクが伴うかもしれないということを
覚えておいてほしいなと思います。

特にスポーツドリンクなどの清涼飲料水は
目に見えづらい糖分でもあるので
気づいた時には糖尿病になっていたなんてことも
ないとは言い切れません。

一般の大人が1日に摂ってもいいと言われる糖分は、1日に50gと言われています。
想像すると50gは結構あるなと思うでしょう?

しかし、スポーツドリンクに含まれている糖分は100mlあたりおおよそ5〜6g。
500ml一本まるまる飲むと25g〜30g糖分を摂ることになります。
2Lのものも売られていますし、無意識にそれを1本1日で飲みきってしまうと…
これ以外にも普通に食事も取るのでその分も足していくと、怖いなと感じます。

甘い炭酸飲料などはこれよりももっと糖分が多いので、
簡単に大人の1日の糖分摂取量をオーバーしてしまいます。

大人よりも子どもの方が身体も小さいので
1日の糖分摂取量はもっと少なめです。

夏場の水分補給は清涼飲料水ではなく
お茶にするのが体のためにも適切なのではないかと思います。

汗をかいて失ったミネラル分が心配な方もいると思います。
その場合は、ミネラルたっぷりの天日塩をひとつまみお茶に入れて持ち歩くのがおすすめです。




また、お弁当なんかに梅干しを一緒に入れたりすると
梅干しの塩気でミネラル補給ができる上に
梅干しの殺菌作用でお弁当の腐敗の予防もしてくれます。

これからどんどん暑くなって、太陽が元気に照りつける夏本番が来るのもあっという間なんでしょうね。
人は水分がなくては生きてはいけません。
暑くて汗をかいた時の水分補給はとても大切です。
ペットボトル症候群に気をつけながら
上手に水分補給、ミネラル補給をしていきましょう♪

今日も最後までお読みくださり有難うございます♪

 

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2017年05月12日