なぜ、よく噛むことは良いことだと言われるのか?

 

 

なぜ、よく噛むことは良いことだと言われるのか?

お腹が空けば、誰もが食事をすると思います。

食事をしたら働いてくれる所は
実はお腹だけではないんです。

というのも、食べ物を消化するとき、
お腹よりも先に消化をするところが人間には備わっています。

それは口の中なのです。

大きく分けて、消化方法は2つに分かれます。

1つ目は、よく噛むことで食べ物を細かくすり潰したり
砕いたりして
これに唾液と言う名の消化液を混ぜ
胃腸に移動させる方法です。(機能的消化)

2つ目は化学的消化。
様々な消化酵素によって、食べ物のデンプン、脂質、蛋白質が、小腸で吸収しやすい小さなものにそれぞれ分解されるようにする方法です。(化学的消化)

食事の時に大切なのが「良く噛むこと」と言われるのは、
よく噛むことで出るアミラーゼと呼ばれる消化酵素「唾液」によって、
胃腸へ入ってからの消化の負担を減らしてくれるからです。

他にも唾液には、

食べ物の味を感じやすいように味覚物質を溶かす作用
細菌の繁殖を抑える作用
唾液に含まれる抗菌物質による粘膜を保護する作用
口の中の汚れを唾液によって洗い流しキレイにする自浄作用
舌や口の中の粘膜を潤し、乾燥から保護する作用
脱灰により溶け出した歯を修復する作用
外から侵入する細菌やウィルスを体内に入る前に退治する役割りをしている
口臭予防

などがあります。

他にも美容効果もあると言われています。

【ダイエット・小顔】
よく噛むと満腹中枢が刺激され早くお腹がいっぱいだと感じると言われています。
よく噛むことで顔の筋肉も鍛えられ小顔効果も期待できます。

【脳の活性化や、ストレス解消】
咀嚼を繰り返すリズムがセロトニン神経を活性化させると言われています。

【消化酵素の節約になる】
ガンや免疫力アップにつながると言われています。

よく噛むことででてきてくれる唾液によって
これだけのことが期待できるのです。

食事をする時にたくさん唾液が出るといいなぁと思いますよね♪

食事の時に、唾液をよく出すためには
よく噛むことが何より大切です。

年齢を重ねると自然に唾液は少なくなりますが、
噛む回数を増やすことで唾液は出てくれます。

また、先にもお話ししたように
よく噛むと体や美容に嬉しいことがたくさん♪
いつも食べているものをよく噛むだけで身体にとって良いなら
よく噛んで食事をしたくなるものですよね。

そうは言ってもなかなか噛むことを意識できなくて…

と言う方は
・歯ごたえのあるものを取り入れる
・固いものを選ぶ
・固めに仕上げても大丈夫な食材を取り入れてみる
(人参を固めに茹でる、肉を固めに焼く、など)
・食材を少し大きめに切る
などすると、噛む回数もいつもより増やせます。

小さなお子さんがいらっしゃる方は、
よく噛むことが元気な体づくりをしてくれることを
分かりやすく伝えてみるのもいいですね。

言葉だけだと楽しさが足らないなと感じる場合は、
リズムに乗せてもいいですね♪
その時、自分も一緒にやってもいいと思います。

お父さん、お母さんが楽しむ姿を見れば
子ども一緒にやりたくなることもあると思います♪

お口の中は第1の消化器官♪
お腹の消化を助けたり
健康、美容に効果の期待できる噛むことで出てくる唾液。

早速今日の食事から
噛むことをいつもよりも意識してみてはいかがでしょう♪

今日も最後までお読みくださり、有難うございます♪

自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川あやかでした♪

 

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2017年07月02日