ツラい生理痛…痛みを抑えるだけで解決につながるの?

 

 

ツラい生理痛…痛みを抑えるだけで解決につながるの?

生理のツラさを解決する専門家
看護師の井川あやかです

ツラい生理痛。
なぜ起こるのでしょう?

このツラい痛みは
「痛み物質」と呼ばれる
プロスタグランジンが原因と言われています。

プロスタグランジンを増やさないようにして
痛みを止める働きを持つのが
解熱鎮痛剤なのですが

こう聞くと
プロスタグランジンは悪者
と思うかもしれませんね。

しかし
プロスタグランジンには
体にとって大切な役割も持ってるのです。

例えば…

【発熱】
風邪をひいて熱が出るのは、
病原菌を倒すためにプロスタグランジンが
体温を上げて発熱をしてくれるから。
熱が出ると、体がだるくなりますが
体をむやみに動かさないことで
今は、病原菌を倒すことだけに専念してほしいという
体からの大切なメッセージなのかもしれません。
 

【頭痛や肩こり】
疲れや無理や我慢などのストレス、
ずっと同じ姿勢をとり続けることで
プロスタグランジンが生まれ
頭の周りや首の筋肉が緊張状態になると言われます。
頭痛や肩こりは
疲れが溜まっているよ、無理をしすぎているよ、
ストレスを上手く発散してねという
体からのメッセージとも受け取れそうですね。


【ケガの痛み】
ケガをすると痛いですが
この痛みもプロスタグランジンの働きによるもの。
しかしプロスタグランジンには、
細胞を修復する働きも持っていて
プロスタグランジンがあるからこそ
傷ついた細胞が修復されるのです。
また、ケガをして痛みが出るのは
むやみに患部を動かさないように
するためでもあります。
無理に動いて傷が広がったら…大変です。
痛みは自分を守るために出る
症状とも受け取れるのではないでしょうか。
 

【経血(生理の血)を体の外に出す】
経血が体の外に出るのは
子宮の筋肉を収縮させる働きを持つ
プロスタグランジンのおかげ。
経血が、しっかりと体の外に出てくれるのは
プロスタグランジンがあってこそ。
生理痛を
痛み止めで止めてしまうと
プロスタグランジンが増やさないよう働くので
本来必要な子宮の収縮が得られない
ということにもつながるのです。
 

本来なら
痛み止めが必要なほどの
生理痛は起こらないものと言われます。
もし痛みがあっても
下腹や腰が重い感じがあるな~
違和感があるな~、程度。

もし、
毎月の生理痛が
動けないほどツラい
仕事を休んでしまうほど
家事や育児もままならない
痛みでなにもできなくて自分が情けなく感じる
などの場合は

まずは、子宮や卵巣やその近くを通る大きな血管が通る
お腹や腰、足の付け根部分を
カイロや温灸などでじっくり温めてみて

それでも
痛みが和らがない場合は
最終手段として痛み止めを使うのも
手かもしれません。
 

しかし、
先ほどの通り
痛み止めは、痛みの原因物質である
プロスタグランジンを増やさないようにするだけで
根本的な生理痛の解決には、つながっていないのです。
 

お薬には、作用だけではなく
副作用も持ち合わせています。

そして
本来なら
薬を飲まなくていい状態が
良い状態ということも
忘れない方がいいと思っています。
 

根本的な生理痛の解決には
細胞を傷つけやすい(炎症を起こしやすい)食事に気を付けたり
プロスタグランジンを生む、無理や我慢をうまく避けるよう工夫をしたり
化学物質を極力使わない安心なナプキンを選んだり
など
食事や生活習慣に気を付けながら
自分の体と心を労わっていくことが大切です。

自分の体と心を労わるには
知識が必要です。

具体的には
細胞を傷つけやすい食事である
甘いものや添加物などを控えたり
その代わり、
炎症を鎮めたり、細胞を作る材料になる
ビタミンやミネラル、たんぱく質、質の良い油などが含まれる
自然な食事に切り替えたり

調味料について知ったり
ナプキンについて調べてみたり

自分ができそうだな~と
思うところから
何か一つでも知って行動をしてみましょう。
 

何か新しいことを知っても
知識欲だけ満たされて終わっていては
行動が伴っていないので
現状が変わることはありません。
 

また
無理や我慢をしないように気を付けても
つい無理や我慢をしてしまう場合などは
なぜ、そのようになってしまうのか
心の奥底にある理由を知っていく必要があります。
 

心の奥底の理由に何があるのかを知るのは
とっても怖く感じます。
 

見たくなかった自分
知りたくなかった自分を
知って立ち直れなかったらどうしよう…
と思うから見たくないのかもしれませんね。
 

だからこそ、
1歩を踏み出すのに勇気がいるのですが
ここを知らないままでいると
ずっと理由が分からないままなので
ずっと苦しいままになってしまうのです。

 
しかし、ふたを開けてみると
ろくでもないと思っていた自分は
自分の想像であって
もしかしたら
ろくでもないではなく
可愛いものかもしれません。
 

ろくでもないと思っているのは
自分の勝手な想像であって
勝手な思い込みからきているのかもしれませんしね。
 

私も昔は
冷や汗が出て動けないほど酷い生理痛があったので
その辛さはとてもよく分かります。
 

でも
痛み止めでは根本解決はしなかったし
自分の気持ちを無視して
ちっとも自分に優しくしてこなかったな
自分を大切にしてこなかったなと気づいたので
生活習慣や食事
自分の気持ちに正直に生きることを大切にしながら
解決をしてきました。
 

食事や習慣
自分の心
これを大切にできないということは
自分を大切にできないことと同じです。
 

自分を大事にできるから
生理の悩みに振り回されない
自分を作っていくことができるのです。


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2019年06月06日