「子どもが風邪引いたかな?と思う時、気をつけたい脱水」

 

 

「子どもが風邪引いたかな?と思う時、気をつけたい脱水」

最近、冷え込むことも多くなってきて
「子どもが風邪ひいて・・・」
という話を良く耳にするようになってきました。

1歳半になる私の妹の子も

「風邪で熱がでて…」

と先日、相談のメールが来て
脱水の話になったので
今日はお子さんの脱水について。

お子さんの風邪で気を付けたいのが実は、
「脱水」です。

子どもは新陳代謝も大人よりずっと激しいですし
身体の水分量も多いです。

あの、気持ちの良い
プニプニプルプルのお肌は
水分の多さなんですね。

普通の大人の水分量が体重の60%です。

それに対して、

新生児は80%
乳児は70%

と、とても多いのです。

しかも風邪をひくと

うんちが緩くなったり
下痢になったり

うんち内の水分量も増えます。

もちろん、
おしっこも出ますし
熱を出せば、汗の量も増えます。

水分の出る量が多くなれば
身体の水分量が減ってしまうので
必要な分を補給しなくてはなりませんが、
特に、赤ちゃんや小さな子は

「のどが渇いた」

と口に出きません。
(機嫌が悪いと尚更ですね)

こまめに水分補給をさせているつもりでも
病気の時は、出ていく水分量の方が多いということもあります。

体の半分以上を占める水分が失われる脱水は、
時に、命に関わることもあります。

お子さんが風邪などひいてしまった時
気を付けて観察していけるといいですね。

ここから、脱水かどうかを観察するポイントを上げていきたいと思います。

1:おしっこの回数がいつもより減っていないか・色がいつもよりも濃くないか

水分が減って入れば、おしっこの量も減ります。

おしっこの回数が減っていないか
色が濃くないか

見ていきましょう。

当てはまるなら軽度の脱水になっている可能性があります。
なるべく多くの水分を取らせてあげましょう。

2:唇や皮膚が乾燥している

いつもヨダレ出ている子なのに、今日は少ない。
唇にいつもの潤いがない。
口の中に指を入れると唾液にサラサラ感がなくネバネバしている。

そういう場合も脱水が進んでいる可能性があります。
身体の水分が少なくなると手足の水分も失われていくので
肌の張りがなくなります。

そういう場合も注意が必要です。

3:目の周りが落ちくぼんでいる

下痢や嘔吐などが続くと
水分を飲ませても必要な水分が取れていないことも考えられます。

嘔吐、下痢がひどく、おっぱいや食事や水分も取れない状態なら
医療機関を受診することも考えましょう。

子どもの脱水は、大人が思うよりも早く進行します。

自分の子が病気になってしまった時、
気が動転してしまうでしょうし、
自分の子どもだからこそ心配が大きくなり

熱の高さや食欲の無さ
辛そうにぐずっていることが可哀想で
どうにか楽になるよう寝かせてあげるには

などを真っ先に考えてしまうと思います。

それにプラス、
脱水にも気を付けてあげましょう。

初めてのお子さんだと、

「症状を見ても分からない」

という方もいると思います。

そういう時のために
自分の子の「普通の状態」を知っておくことが大切です。

私たち看護師も、初めに習うことは
病気の人を看護するためには
「正常な状態とはどのような状態なのか」を知らなければ
病気である状態というのが分からないので
まずは正常の人の体の働きから勉強します。

ご家庭で大切だなと考えるのは、
お子さんの「普段の状態を知っておく」
ということです。

例えば、

・自分の子どもの平熱はどのくらいなんだろう?
・唇の色、潤い具合、よだれの出具合、口の中の潤い度合いは?
・目の周りの色はどんな色?張りは?
・手足、全身の皮膚の状態はどんな色?
・おしっこの色、大体の回数、おむつを変える頻度はいつもこのくらいだな
・うんちの色や形、量は大体こんな感じ
・今日はいつもの通り食べているかな?
・お茶はいつものように飲んでいるかな?

と言うことです。

なんてことを普段から見ておくといざという時
どのように具合が悪いのか分かると思います。

小児科医は確かに小児専門の医師ですが、
人それぞれ顔が違うように
お子さん一人一人の症状などの出方が少しずつ違ってきたりします。

いつも一緒にいる家族みんなが
普段のお子さんの状態をよく知っておくことが
お子さんの調子が悪いのを早く気付いてあげることにつながります。

早く気づけば、早く対処できることにつながります。

お子さんを観察すると聞くと
「え?病院みたいに専門的なことはできないんだけど・・・。専門家じゃないし。」
と構えがちですが
普段お母さんたちが、何気なくしていることが観察していることにつながっているんです。

一緒にお風呂に入ったときの全身の皮膚の状態
おむつを変える時のお尻やお股の状態
歯磨きをする前の唇や口の中の状態
ご飯を食べる時の食欲具合
遊ぶときの手や足、体の動かし方

など、今日はどうかな?
とお子さんに触れながら
お子さんの普段の状態を見て
普段の状態を見て知っておくことが大切なことなんです。

こう言う1つ1つのことをよく見る癖をつけると
具合が悪そうだなという時に
早く気づけると思います。

専門家と呼ばれる方も毎日、いろんな人を見てるので、
分かるようになるのです。

毎日お子さんを見てる家族の方は
その子の専門家だと思います。

脱水は、お子さんの場合案外早く進行することもあります。
特に下痢、嘔吐、病気でなくても夏場や
これから暖房を使う季節はちょっと注意をしてあげるといいと思います。

普段の水分補給でもそうですが
水分だけでなくミネラルも大切です。

天日塩には体に必要なミネラルがバランスよく含まれています。

普段、飲むお茶に天日塩を一つまみ入れたり
ご飯を炊くときに天日塩を入れるなど工夫して普段から取ることもオススメです。

普段から水分、ミネラルを意識して摂ることもオススメします♪



今日も最後までお読みくださり、有難うございます♪
自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川あやかでした♪

 

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2017年09月22日