「今はそっとしておいてほしい」と口に出す

 

 

「今はそっとしておいてほしい」と口に出す

生理のツラさを解決する専門家
看護師の井川あやかです

生理前のイライラや憂うつ感
思うようにコントロールできない感情
勝手に出てきてしまう涙…
この不安定な気持ち
パートナーや身近な人に理解してもらいたい…

そう思ったことって
きっと1度や2度だけでは
ないかもしれません。

私も
生理前のイライラや憂うつ感を
解決する前は
「こんなに大変なんだから
言葉にしなくても察してほしい!」
って思っていました。

けれど
これは本人だけが感じられる変化だから
残念だけれど周りの人には
分からないものなんですよね。

ツラいけれど
目に見えないからこそ
パートナーや子ども、周りの人の立場に立ってみると
「昨日まで大丈夫だったのに、今日はこんなに機嫌が悪いのはなぜ?」
「え!?こっちは何もしていないのに、なんで当たられるの?」
「怒らせることしたかな・・・?」
「私(僕)のこと嫌いになったのかな・・・?」
と思われてしまう場合もあるかもしれません。

特に子どもの場合は
心の成長のことを思うと
心配な面もあると私は思っています。

このままでは
お互いに良くないと思う場合は
生理前のイライラや憂うつ感の
解決のための体作りをしていきながら
それと同時に
相手に気持ちを伝えることを
してみるといいかもしれません。

例えば
パートナーの場合なら
「今、生理前でイライラしてるの。
何か気にかけて話しかけてくれるより
〇日くらいは、そっとしておいてくれた方が嬉しいな」


そっとしておいてほしい気持ちを伝えたり

「今、生理前で気持ちが落ち込んで
何も手につかないから
今日の夕飯作ってくれると助かるんだけど
助けてくれる?」
(洗濯物、お願いしてもいい?)
(茶碗洗い、お願いしていい?)

このように
自分の気持ち+お願いの両方で
ツラい時期だけ
助けてもらうのもいいかもしれません。

ただ、
相手にも気持ちがあるので
「こんなに辛いんだからやってよ!」
という押し付けではなく
お願いの姿勢の方が
お互いの関係もヒビが入りにくいかもしれませんね。


また
自分の気持ちを口に出すことは
自分の気持ちを自分なりに確認して
感じるという作業にもつながります。

気持ちを抑えるクセがついてしまうと
我慢の抑えがきかなくなったときに
急に爆発したり
自分の気持ちを感じることや
言葉で表現することができなくなっていきます。

だからしっかりと
気持ちを口に出すことは大切なのです。


しかし、
「そうはいっても
私はお母さんなんだから
私が子どもにわがままを言って
いいとは思えない」
と思う場合もあるかもしれません。

そう思う場合は
生理前のイライラや憂うつ感の
解決のための体作りをしていきながら

子どもに対しても
お母さんの気持ちを
言葉で表現して説明していくことが
大切なことなのではと思っています。

なぜなら
自分の気持ちや考えを
子どもに伝えることは

・いろんな感情があることを伝えられる
・気持ちを表現することで、具体的に気持ちを伝えられる良いモデルになれる
・大人の女性にはホルモンの周期があって気持ちが不安定になる時がある

などを教えられることにも
つながると思うからです。

子どもは、本当に大人のことをよく見ています。
だから
お母さんが我慢ばかりしていたら
子どもも我慢の方法しか知らないということに
つながりやすいのではないかとも思うのです。

これは
誰にに伝える時も同じで
今のところ、我慢しか方法がないとしたら
自分もツラいし
周りもツラいしで
最善の方法とは言えないかもしれないと思うのです。


私のところで
定期的にご相談をされている方たちには
体を作る食事方法
その方に合ったナプキン選び
心の育て方、受け止め方、感じ方
相手に気持ちを伝える方法
など様々なことを
カウンセリングを通して
お手伝いをさせていただいています。

「相手に言葉で伝えることは
良いコミュニケーションを取るのに
大切なことだと知った」
という声もいただきます。


生理前のイライラや憂うつ感で
建設的な話ができなくてツラい
コミュニケーションが上手く取れない
などを感じてツラい場合は
相手に今はツラいという気持ちを伝えることを
試してみてくださいね(^^)

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2019年06月21日