脳の栄養は糖分だけってのは本当なの?

 

 

脳の栄養は糖分だけってのは本当なの?

「脳の栄養は糖分だけ」
というのを聞いた事がある方もいると思います。

看護学校時代にそう習ったこともあり、私も
「そうに違いない」
と思い込んでいました。

でも、あるとき
山で長期間遭難して無事に見つかった人がいたり
長期の断食(ファスティング)
をしている人が、何ともないのは
なぜ?

という疑問にぶち当たりました。

そして、調べていったら
脳の栄養は
糖分だけではなく
「ケトン体」
も脳の栄養になるというのです。

そうなると
ケトン体ってなに?
ってことになります。

まずは
順を追って
脳で糖はどのように使われるのかについて。

脳は、
糖分を保管できない作りになっています。
そのため、その時に体内にある
糖分を消費し続けています。

これだけ聞くと
「脳のためにも糖分は必要」
と感じます。

しかし、

ここで出てくるのが先ほどの疑問

長期間遭難して助かった人がいたり
長期の断食(ファスティング)をした人が何ともないのはなぜ?

につながります。

人は
体で蓄えた
脂肪やたんぱく質から
肝臓で糖分を生み出す事が出来ます。
これを糖新生と言います。
しかし、
糖新生で生み出される糖分の量にも限りがあるそうです。

糖分が満足にない状態で脂肪(脂肪酸)が燃やされると
「ケトン体」
というものができます。

これが糖分に変わる
脳のエネルギーとなるそうです。

2つ脳の栄養があると気になるのが
それぞれのメリットやデメリットです。

調べて見ました。

【糖分のメリット】
手っ取り早く脳の栄養となる

【糖分のデメリット】
糖分を摂りすぎると、血糖値が急上昇し
血糖値を素早く下げようとインスリンが大量に出てくる。
この時、糖分を取ったはずなのに
低血糖を起こしてしまうことで
必要な糖分が脳に行かなくなり
ボーッとしてしまうことがある。

インスリンが脳で使わなかった余分な糖分を
脂肪細胞へと変え、肥満の原因になる。

【ケトン体のメリット】
糖分による肥満や
低血糖による脳の働きが落ちる状態を防げる。

【ケトン体のデメリット】
糖分を取らない状態で
5時間しないとケトン体が作られないので
ケトン体が活動するまでに
多少時間がかかること。

こんな感じです。

ケトン体が働くのに結構時間がかかるなぁと
感じましたが
よくよく考えてみると
睡眠中は約6〜7時間食事をしない状態ですし
仕事が忙しくて食事すら取れない時などは
5時間は簡単に過ぎてしまうなと感じます。

そう思うと
糖分に比べれば、ケトン体が働くのに時間はかかりますが
大変な時間がかかるとはあまり感じません。

それに、
脂肪を脳のエネルギーとして使ってくれるなら
ダイエット中の方には嬉しい働きだなぁと感じます♪

ただ、気をつけたいのは
脳の栄養は糖分だけではないから
全く食べなくてもいい
ということにはつながらないということです。

今回は、脳の栄養についてだけ話しましたが
ビタミンやミネラル、たんぱく質や脂質、いろんな栄養などがあり
みなさんの体や心は作られています。

脳の栄養である
ケトン体を作り出すためには
脂質が必要になってきますし
病気になりにくい体づくりのために体温を作り出すのには
筋肉量が必要です。
その筋肉は、お肉や卵、魚などのタンパク質から作られます。

健やかな体や心を保つのに必要な酵素が働くためには
ビタミンやミネラルが必要になってきます。

私たちの体は
脳だけでできているわけではないので
日々の食事は、
四季を感じながら
バランスよく取っていきたいものだなぁと思います。

今日も最後までお読みくださりありがとうございます♪
自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川あやかでした♪

 

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2017年11月20日