かしこく使い分け♪生姜の使い方♪

 

 

かしこく使い分け♪生姜の使い方♪

様々な料理で大活躍の薬味、生姜。
生姜と聞いて思い浮かぶ産地は
高知県ではないでしょうか?

生姜は6月〜8月に出回る新生姜
9~10月に出回る根生姜があり
貯蔵もできることから
通年食べられる食材です。

鍋や汁もの、中華料理やカレーなど
様々な料理に欠かすことのできない名脇役ですね。

生姜は、冷え対策にも使われますが
加熱するか生で食べるかによって、
身体を温める働き方が変わるのを知っていましたか?

◆生の生姜に含まれている【ジンゲロール】

生の生姜には
【ジンゲロール】という成分が含まれています。

ジンゲロールは、
身体の中の熱を、足先や手先、体の表面に運び発散する働きがあるので
手足を温めるのに役立ちます。
手足は温めるけれど、身体の内部をさます作用も持ち合わせています。

そのような理由から
生の生姜ばかりを取ることで、身体の中の熱が奪われ、冷えが進んでしまっていた。
なんてこともあると言われています。

◆加熱、乾燥した生姜に含まれている【ショウガオール】

生の生姜には、ほとんど含まれていないのが【ショウガオール】
生の生姜、ジンゲロールを加熱や乾燥することで
ショウガオールに変わるそうです。

ショウガオールは、体の深部熱を作り出して
体を温めてくれることから
体の中から温める作用があると言われています。

では、生の生姜ばかりを取るのは
冷えの心配があるから控えたほうがいいのかというと
そういう訳では無いようです。

昔から、お寿司にガリを添えたり
かつおのたたきなど、生魚に薬味として使われるのは
生の生姜には、殺菌作用があるので
食あたり対策にもなっているのですね。

生の生姜は冷えるから、と避けてしまうのではなく
目的に応じて、
食べ方を変えたり、工夫していくといいと思います。

◆漢方薬にもなっている生姜

漢方薬を構成するための
生薬にもなっている生姜。

「生姜(ショウキョウ)」

「乾姜(カンキョウ)」

があります。

生姜は、ショウガをそのまま乾燥させた生薬、
乾姜は、ショウガを一度蒸して乾燥させた生薬。

どちらもショウガオールが含まれていますが
蒸してから乾燥させた乾姜の方がよりショウガオールが多く含まれています。

生姜より乾姜の方が高値ですが
効率よくショウガオールを摂取することが出来ると言われています。

蒸した生姜を乾燥させるだけなので
少し手間はかかりますが、家でも作ることが出来ます。

ズボラな私は
スライスした生姜を干して使っています♪

今回は、生姜について紹介していきましたが

●殺菌効果があり、発散させる働きのあるものが生の生姜
●体の芯から温めるのが加熱、乾燥させた生姜

季節や体調に応じて
かしこく生姜を使い分けしていきましょう(^^)

※冷えのある方は
運動をする習慣をつけ
筋肉量を維持していく
もしくは、増やしていくことも忘れないようにしたいものですね♪
本気のラジオ体操は、結構オススメですよ〜(^^)

今日も最後までお読みくださり、有難うございます♪

自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川あやかでした♪

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2017年12月21日