生理痛や生理前の体や心の不調を整えるためのメソッド~その2:生理と甘い物の怖い関係~
生理痛や生理前の体や心の不調を整えるためのメソッド~その2:生理と甘い物の怖い関係~
食という字は「人を良くする」と書きます。
私たちの体や心は、食べたものでできていることを考えると
口にする物は、人を良くするものでないといけません。
医学の父と呼ばれるヒポクラテスも
「汝の食事を薬とし、汝の薬は食事とせよ」と言っています。
そのくらい食というのは
体や心にとって大切なことだということが分かりますよね。
その中でも
生理痛や生理前の体や心の不調を整えるために外せないのが
【甘いもの】です。
生理痛や生理前の体や心の不調に悩まされていた時の私は
食事については、ほとんど気にしていませんでした。
その食生活が自分の体や心の調子を落としていたとは
当時思いつきもしませんでした。
食事を見直すと聞いて多くの人が考えることは
「何を食べたら今より調子が良くなるのだろう」
ということだと思います。
食生活改善の基本は、足し算ではなく
実は【引き算】が大切なのです。
その中でも、甘い物は
生理痛や生理前の体や心の不調と深い関係があります。
甘い物。
とても美味しいですよね。
幸せな気持ちにもなります。
一度食べだして
止まらなくなるなんて経験も
したことがあるのではないでしょうか?
甘いものを食べると一瞬だけ幸せホルモンのセロトニンというものが増えるのですが
それは本当に一瞬だけで持続性はありません。
これは、甘いものによる麻薬のような働きなのです。
甘い物の多幸感、依存性はコカインと同等とも言われているほどです。
甘い物をやめようと思ってもなかなかやめられないのは、こういった理由もあるからなのです。
甘い物を止められない状態を糖質依存と呼びます。
生理前や生理中は、ホルモンバランスの関係で
セロトニンという物質が減ることから
イライラしたり、ホッとできなかったりするのですが
この不安定な状態を一時的に解消するのに真っ先に欲しくなるのが
甘いものというわけです。
では、幸せホルモンのセロトニンは、甘い物がないとできないから
甘い物はやめられないのでは?と思う方もいるかもしれません。
実は、甘いものが欲しくなるということは
普段からセロトニンの材料になる栄養が不足している
ともいえるのです。
セロトニンの材料とは、何かというと
魚やお肉、卵、大豆製品などのたんぱく質です。
この他にも
甘い物は、血糖値を上げます。
血糖値が上がった状態は、血液をドロドロにしてしまうことから
血管を傷つけ、炎症を起こしやすくするという特徴を持っています。
炎症が起こりやすくなれば
生理痛も起こりやすくなりますし
それだけでなく、アレルギーなども炎症なので深く関係しているというわけです。
血液がドロドロになりやすくなるということは血流が悪くなりやすいので
冷えにもつながりやすくなります。
全身を流れる血液をきれいに保つためにも
甘いものは避けた方が良いと言われるのは
こういった意味もあるからなのです。
また甘い物は、生理前の心の不安定さにも関係があります。
甘いものを食べると血糖値が一気に上がります。
一気に上がった血糖値を急いで下げようと体が働き
今度は血糖値が下がりすぎてしまう現象が起こります。
すると今度は、下がりすぎた血糖値を体に負担がかからない値まで上げようとします。
このときに血糖値を上げるホルモンにより
イライラ、不安、動悸、手足の震え、眠れない、眠りが浅い、甘い物への渇望
などが起こってくるのです。
ここでまた、甘いものを食べると一時的に気分はよくなりますが
結局一気に上がりすぎた血糖値を下げようと低血糖が起こり…
という負のスパイラルが起こるというわけです。
血糖値を急激にあげない食生活も大切になってきます。
生理前に
チョコレートや海藻類が無性に食べたくなるというご相談も受けます。
これは、普段からマグネシウムが不足している関係で起こりやすくなります。
なぜ
普段、普通に食事をしていても
マグネシウムが不足するのでしょう。
ここにも甘いものとの関係があります。
甘い物(糖質)が体の中に入ると
それを無害な物に変えるまでに
体の中に蓄えてある
たくさんのビタミンやミネラルが使われることになります。
マグネシウムはミネラルの仲間で
普段から甘いものを食べていたり
お料理にお砂糖を使う習慣がある方は
生理前になると、チョコレートや海藻類が無性に食べたくなることが
起きやすい傾向にあります。
他のビタミンや鉄などのミネラルも
体や心のバランスを取る上で、とても大切な栄養素となります。
甘いものを取る習慣を見直していくことで
生理痛や生理前の甘い物への渇望感、
チョコレートの誘惑が遠のいたという方が多いと感じています。
甘い物が生理痛や生理前の体や心の不調に
どのように関係しているのか分かったと思います。
次回は、【鎮痛剤の安易な使用は控えていきましょう】をお送りしていきます。
お楽しみに♪
今日も最後までお読みくださりありがとうございます♪
自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川 あやかでした♪
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