生理痛や生理前の体や心の不調を整えるためのメソッド~その2:冷えると生理痛が起こるのはなぜ?~

生理痛や生理前の体や心の不調を整えるためのメソッド~その2:冷えると生理痛が起こるのはなぜ?~

体の冷え。

女性の大敵と
呼ばれることもあると
知っていますか?


実は、
女性の体は
冷やしていいところというのはないんです。

いつでも
血流がスムーズに流れて、
のぼせなどもなく体がぽかぽかであることが理想です。

この状態であれば、
体の調子も整いやすくなります。

さて、
冷えの原因というのは
実は、
1つではないんです。

薄着のしすぎ
夏場、冷房のかかった部屋にいることが多い
甘い物の取りすぎ
鉄不足
たんぱく質不足
筋肉量が少ない
低体温
など


冷えは未病、
という言葉を聞いたことがありますか?

東洋医学的な考えでは、
冷えは病気の前触れといわれます。

だからこそ普段から、
冷やさない工夫をすることも大切です。


女性が冷えでつらくなるのが
「生理痛」ですね。


生理の時に流れ出る経血は、
勝手に体の中から出てくるのではなく
子宮が収縮することで
体の外に出される仕組みになっています

子宮を収縮させているのは
実は、プロスタグランジンという物質です。

プロスタグランジンがないと
子宮が収縮されないため
経血は上手く排出されません。

しかし
身体が冷えることで
子宮周りも冷え、血流が悪くなります。

すると
子宮の動きが鈍くなり
子宮内膜を上手く押し出すことができなくなります。

そのため
子宮内膜を強く押し出すために
より強く子宮を収縮させようと
プロスタグランジンが過剰に分泌され

子宮が過剰に収縮することで
生理痛が増すというわけです。


冷えると生理痛がツラくなるのは
体の中でこのようなことが起こっていたからなんですね。

 

生理痛を克服するために必要なのは
血行がよい、温かな状態の体です。

そのためには
冷やさない工夫
そして
冷えない体作りが大切です。

冷えない体のために必要なのが
体温です。

体温とは何かというと、血液の温度です。

普段、血液の温度を保っているのは、筋肉です。
男性よりも女性の方が筋肉量が少ないので
軽くてもいいので、運動を取り入れて
筋肉量を落とさないよう工夫することは大切なことです。

冷えと食べ物にも、深い関係があります。

夏や暑い地域で採れる野菜や果物は、
体を冷ますと聞いたことはありませんか?
野菜や果物などは、
その土地住む人に合った働きや作用があるといわれます。

昔から
自分の住む土地から4里(約16km)以内のものを食べましょう。
という言い伝えがあります。

なるべく自分の住む地域に近いところで採れるものを
いただくようにすることは
土地に合ったものを食べておけば間違いはない
という
昔の人の知恵だったんですね。


さて、
東洋医学的に見て
体を冷やす食べ物というものがあります。

砂糖
小麦
石油製品(薬や食品添加物など)
などです。

冷えにくい体作りのためにも
できるだけ避ける工夫をして
気を付けていきましょう。


その他に

・季節に合わない服装をし続ける
・暑い時期に冷房のききすぎた部屋に長時間いる
・冷たい飲み物ばかりをのむ
・寒い時期に、足首や首など、首という字がつくところに風を当てる
・鉄分不足
・筋肉のもとになる、魚やお肉、卵、大豆製品などのたんぱく質の不足

このようなことも
冷えとつながっているので
気を付けましょう。

おしゃれに関しては
女性なら
どうしても必要!!という時もあると思います。

そんな時は
できるなら
インナーにカイロを入れる
薄手の腹巻の活用
などの工夫をするといいでしょう。

また、
冷房に関しては
学校や職場、公共交通機関などで自由に温度設定なんてできない!
なんてこともあるでしょう。

そんな時は
カーディガンやストールなど
1枚羽織れるものを持つ
ひざ掛けを用意しておくなど
の、お助けアイテムがあると助かりますね。


冷えは、生理痛を悪化させる元となります。

冷やさないために
自分自身が冷えを招くようなことをしていないか
じっくりと振り返ることも大切なことですね。

その上で
自分が取り組めることを
少しずつでもいいので増やしていきましょう。


次回は、【生理痛と甘い物の怖い関係】をお送りしていきます。
お楽しみに♪

今日も最後までお読みくださりありがとうございます♪

自然to笑顔まぁるくつなぐ えん
看護師の井川 あやかでした♪

 

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2018年09月05日