ツラい生理を楽にする冷え取り術

 

 

ツラい生理を楽にする冷え取り術

生理のツラさを解決する看護師
井川あやかです

生理のツラさを抱える方にとって
子宮や卵巣の冷えは大敵。

お腹や腰回り
足はポカポカな状態が
ベストといえます。

なぜなら
心臓から送り出された血液は
いちど、足先を通ってから
お腹へ戻ってきます。

足先を冷やしてしまうと
お腹や腰回りも冷やすことになり
それにより
子宮や卵巣が冷えてしまうので
細胞の働きが低下しやすくなることで

生理痛や
ホルモンバランスの乱れによる
生理前のイライラや憂うつ感に
つながりやすくなってしまうからなのです。

例えばご相談で
寒い時期やエアコンを使う時期で多いのが
寒いと、生理前の気持ちの落ち込みがひどくなる
身体が冷えると生理痛がひどくなって、温めると楽になる
などがあります。

身体が冷えていると
生理のツラさが増してしまうので
特に、お腹や腰回り、足を
冷やさないように
工夫をしたり
体づくりをしていくことが
大事です。

【冷えない体作りのために】
●冷たいものは、できるだけ控える
アイスやかき氷、冷たいビールなどを
食べたり飲んだりすると
それだけで胃や腸の温度は
2度下がると言われています。

どうしても食べたいときは
冷たいものを食べた後に
温かいお茶でケアするなど
工夫していくといいですよ。


●よく噛んで食べ、腹7~8分目
よく噛まないで食べると
消化するのに時間がかかります。

消化するためには
たくさんのエネルギーが必要で

そのエネルギーは
全身から血液を
胃腸に集めることで作られます。

早食いや食べすぎは
足先の冷えにつながり
お腹周りや腰を冷やしてしまうので

ゆっくりよく噛んで
もう少し食べたいかも?くらいで
食事を終えるようにしていくといいですよ。


●運動やストレッチを取り入れる
血液は、脳の体温維持機能以外では
筋肉の量や動きでも
維持しています。

全身の筋肉のうち
下半身の筋肉は約70%を占めています。

下半身の筋肉を動かして
血流を良くしていきましょう。

私は、激しい運動が
あまり好きではありません。

だから普段は
休みの日に歩いたり
雨の日はラジオ体操をしたり

平日はストレッチをしたりして
筋肉を動かしたり
伸ばしたりするようにしています。

毎日できる人は
ぜひ続けてください。

ただ、私のように
3日坊主で続かない人は

できない日は無理にやらずに
できる時にできる範囲でやる
というゆるい感じで
続けていくと続けやすいです。

大事なのは
続けることなので
自分が続けやすい方法で
取り組んで行くのがコツです。


●食事に気を付ける
筋肉やホルモンを作るのは、毎日の食事です。
筋肉やホルモンは
たんぱく質から作られますが
材料がないと作ることができません。

また
たんぱく質だけあっても
体の中では働くことができないのです。

たんぱく質が働くためには
ビタミンやミネラルが必要なので
毎日の食事から

たんぱく質、ビタミン、ミネラルの
豊富な食材

肉、魚、卵、大豆製品
海藻類、野菜類、
ゴマやナッツなどの種子類などを
意識してとるようにしましょう。


●ストレスをためない
生理の不調や
仕事や育児、人間関係など
様々なことでストレスって
たまりますが

ストレスがかかると
脳の体温調節をする部分にも
負担がかかります。

また
ストレスがかかってばかりいると
血管が縮まりやすくなって
血流の妨げにつながり
そこから冷えにつながることもあります。

しかし
普通に生活していれば
全くストレスなしと言うのは
難しいもの。

だからこそ
ストレスを受け流す方法を知ったり
自己肯定感を適切に高めることは大切です。


生理の調子をツラくしてしまう
冷えは、
ちょっとしたことで
起こりやすくなりますが

ちょっとの工夫を続けていくことで
生理のツラさを
楽にしていくことができます。

まずは日常の生活で
できそうなことから
取り組んでみてくださいね。


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2020年01月20日